あとがき

 バイトなら許せるな、業務中にキスしてても(笑)。

 読んでいただきありがとうございます。予定よりも早めの再会、Fukaponです。前作は二月十八日の眼鏡時空5、次は五月五日のコミティア80が精一杯かなぁと思っていたんですけど、ふと思いついて小さなお話を書いてみました。

 最近は割と尺が長めのものばかりを書いていて、思いつきだけで勝負することがなくなっていました。元々思いつきを作品にすることから始めた私にしてみれば、これはおもしろくないんですよ。とゆわけで、コミティアの原稿に取りかからないと危険かも知れないとわかりながらも手を出してしまったわけです。
 初心忘れるべからず。この言葉が当てはまるのかはわかりませんが、文章を書き出した頃の楽しさを失っちゃいけないと最近強く思い、この作品を書いています。日常に楽しいことなんか何一つないよ。平気でそう言えちゃう今日だからこそわかったことが、私にもあったんでしょうねぇ。

 ところでみなさん、恋人がメイドカフェで働き出したらどうします?
 そもそもたいていの人は「そんなヤツを恋人に選ばない」って言うと思いますけど。私は、そうですねぇ、難しいですねぇ。私だけの笑顔であって欲しいなんてバカなことを想う反面、メイドさんになってみたいって気持ちもわかっちゃうので、んー、どちらかと言うと応援しちゃうかも。いつも楽しく、幸せでいて欲しいですものね。

 ぁー、言い損ねていましたがこれ、メイドカフェでのお話です。実凜ならその辺の情景描写なんかしないだろうから、書かない。そうすればきっと実凜の勢いが乗る、はず。という理由があって「メイドカフェ」とは書いていません。それでも十分にわかるよう書いたつもりなんですが、いかがでしょうか。

 さて、とっととお別れです。とはずいぶんひどい物言いですが。次が詰まっているものでお許しを。コミティア80では『セレクティブ・チョコレート』シリーズの続編をお届け予定です。要は、三姉妹の下巻ですね。

 では、五月五日、有明でお会いしましょう。


 二〇〇七年四月、新年度だろうと何一つ変わらない作業場にて。

この作品に登場した人名、団体名等はすべて架空のものです。
転載等、ご自由にどうぞ。 内容を改変しての転載等もかまいません。
必ず原作の著作権者が私、Fukapon(深澤 亮)であることは明記してください。